診療室のひとりごと8(求められる歯科医師であるために)
こんにちは!院長の倉田です。
私ごとになりますが、私の父は5年前、88歳で他界しました。父は亡くなる直前まで患者さんの心配をするような人でした。
東京の歯科大学を卒業後、地元に戻り開業してから60年以上を歯科医師として生きました。
生涯現役でいたいと、わずかな時間ではありましたが診療をしていました。
患者さんの予約の時、大先生にお願いしたいとおっしゃる方がいらっしゃったからです。
診療室での父は、辛い顔は一切見せないで患者さんと向き合っていたのです。
高齢の父が診療することには賛否両論あったのですが、父の生き生きとした姿を診療室で見たくて、患者様のお求めに応じていました。
葬儀にもたくさんの患者様がいらして下さり、涙ぐむかたも(T_T)
父は本を出版するとか、特別な治療をしていたわけではありません。
ただひたすら患者様に向き合い、寄り添い、診療をしてきました。
高齢になってからは、自分のプライドより患者様のことを考えて、自分がするより患者様のためになると考えた場合には、私や弟に託すこともありました。
私の娘は歯学部の学生なので、将来一緒に診療室に入ることがあるのかな?
そんなことを考えながら日々を過ごしています。
娘が歯科医師として自立できるまでは頑張っていたいかなと思います。
私が父の背中を追い続けたように、追って欲しいと思うのですが・・・
今の私が生涯診療室に出られるかは微妙ですが(笑)
少なくとも父のように最期まで患者様に寄り添い、求められる歯科医師でいること
大きな目標です‼
帰宅途中に虹に出会いました。
虹はなんとなく心があったかくなりますね(*^^*)